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このページでは、Switch、PS4、PCで発売されている「天穂のサクナヒメ」というゲームのレビューをお届けします。
「このゲーム気になってた」
「面白いのかな」
という人にお伝えします。
1.あらすじ
ある元囚人5人が、天浮橋を通りかかり、そこで、神であるサクナヒメが酔った状態で出会います。
囚人を追っていた石丸をサクナヒメがふっ飛ばし、酔って宴の最中であることをポロッと言ってしまいます。
それを聞いた5人は、サクナヒメの後を付いていくのです。
都の宴に戻ったサクナヒメは、つけてきた5人を見かけ追いかけます。
蔵についたサクナヒメは5人を見つけ追い払おうと、攻撃します。
その時、ろうそくが倒れて、蔵に引火。蔵にあった貢物はすべて消失します。
サクナヒメは、そのバツとして、5人を連れて鬼島に左遷されます。天浮橋が出るまで。
2.サクナヒメはどんなゲームか
一言でいうと、天穂のサクナヒメは米作りアクションゲームです。
ナンノコッチャですが、米を作って、サクナヒメを成長させ、鬼島にいる鬼を倒して、鬼島を開拓するアクションゲームです。
米作りでは3Dで行い、鬼島を狩る際は2Dのアクションゲームとなります。
2Dのアクションは、3Dのアクションゲームと違い、使うボタンが少なく、ゲームをあまりやらない人でもとっつきやすくなっています。
ある程度ボタン連打でも、敵をしっかり倒せます。
3.5人の仲間の紹介
鬼島には、鬼化しているということで、その原因を調査することをサクナヒメは命じられています(鬼○隊かなw)。
その開拓をお手伝いしてくれる5人の仲間がどういう役割でサクナヒメに協力してくれるのかを紹介していきます。
田右衛門
田右衛門は、図体がでかい割に臆病です。しかも、不器用ということであまり役に立ちそうにないです。
しかし、知識が豊富で、サクナヒメの米作りをサポートしてくれます。
とりあえず、米作りでわからなくなったら、田右衛門に話しかければ、今何をすべきかがわかります。
きんた
物作りを得意とし、はっきりと物を言うことができる子供。神であるサクナヒメに対しても、ズバッと言ってくれます。
ときたまいたづらをし、皆に迷惑をかけることも。
サクナヒメへのサポートは、装備である片手と両手武器を作ったり、農具を作ったりしてくれます。
また、武器に必要な素材の情報を話してくれます。
ゆい
物静かな女の子で、手先が器用です。
きんたに対して、恩を感じているらしい。
サクナヒメへのサポートは、装備品である笠や服を作ってくれます。
また、鬼島を開拓する上で役立つ情報をつぶやいてくれます。
ミルテ
異国から来た女性で、フォロモス教の信者。
勉強熱心で、よく本を読む。
サクナヒメへのサポートは、料理の提供と加工品を作ってくれます。
料理は、サクナヒメの能力を一時的に上げたり、特殊効果をつけてくれます。
加工品は、このゲームでは食材に消費期限が設定されていて、長く日持ちさせるための要素です。
かいまる
幼稚園児ぐらいの子供。喋る言葉は、サザエさんのイクラちゃん並に少ない。
かいまるの喋る言葉は、ゆいが翻訳してくれる。
サクナヒメへのサポートは、動物を連れてきてくれることです。
例えば、最初に連れてくる犬は鬼の匂いがわかるので、仲間を派遣して、米作りと装備に必要な素材を回収できるようになります。
4.米作りについて
サクナヒメといえば、米作りでしょう。
機械がない頃の米作りが、基準となっています。
田んぼが広くなって、作業が辛くなると思われがちですが、そんなことはなく、拠点にある田んぼのみで、サクナヒメは作業をします。
米作りは、稲を植え、水の量を調整し、肥料をまき、収穫し稲から米を取り、白米にします。
これらの作業をプレイヤーがやります。最初のうちは、やれることは少ないですが、ストーリーが進むとやれることが増えます。
また、植える稲が増えると作業が大変になりますが、サクナヒメが農業技を覚えるため、作業は楽になります。
筆者が感じたのは、他の作業の効率は、たしかに農業技を覚えて速く終えることができますが、稲を植える際は上手くいかないことが多いです。
農業技で線が引かれて、植える基準ができるのですが、稲と稲の隙間が狭くなったりします。
植えてしまった稲は、もとに戻すことができないので、やり直し効かないのも惜しいかなと思いました。
5.戦闘について
2Dアクションで操作しやすく、どんな人でもやりやすいと思います。
サクナヒメは、羽衣を使うアクションがアクセントになっています。
これのおかげで、連続技や武技を組み合わせてることができ、爽快感があります。
羽衣で敵を掴んで、上を目指すのもいいですよ。
敵の種類も豊富で、大きい鬼や小さい鬼、浮遊するタイプの物もいるので、羽衣を使った連携を考えるのが、面白いです。
そして、敵同士の攻撃も当たるという点も面白いです。これがあるおかげで、攻撃の幅が広がり、楽しくなります。
6.成長システム
サクナヒメは、RPGのような戦ってレベルが上がるような経験値システムを導入していません。
サクナヒメでは、米作りで米を収穫することでステータスが伸びます。
なので、米作りの出来が重要になってきます。
なかなかボスが倒せないというときは、RPGだとレベル上げで敵を倒すことになりますが、サクナヒメだと米を収穫することで打開します。
もちろん、素材を集めることで武器を強化することも出来ます。
肥料やその他のアイテムでステータスの伸びが変わってくるので、米作りを極めて、サクナヒメを成長させましょう。
また、面白いのが、RPGのようなだとレベルが上がれば行かなくなる場所があります。
しかし、サクナヒメでは、米作りための肥料や特殊効果をつけるために料理などに素材が必要となるため、様々なステージが役立つということです。
過去に行ったステージが役立つゲームって、筆者の記憶ではあまりになかったように思えます。
サクナヒメは、細部にこだわりを感じるゲームといえます。
7.あいくるしい動物たち
サクナヒメでは、かわいらしい動物も登場します。
犬や猫、カモ、牛と豊富です。
犬や猫は、なでたり抱っこができるので、戦闘で疲れたら癒やされます。
癒やしの効果だけでなく、動物たちはサクナヒメの活動をサポートしてくれます。
例えば、犬は鼻が効くので、鬼の居場所がわかるので、仲間を派遣することが出来ます。
仲間を派遣すると、装備や肥料に必要な素材を取ってきてくれます。
カモは、稲を食い散らかす虫を食べてくれます。後、卵を生んでくれるので、食材として使うことが出来ます。
ちょっとかわいそうですが、カモの場合、鶏肉としても提供されます。
これらの動物たちは、ストーリーを進めていくと入手出来ます。
8.サクナヒメを彩るBGM
天穂のサクナヒメは、BGMも魅力です。
ストーリーが進むと、BGMも増えていき、ゲームを彩ってくれます。しかも、季節ごとに合ったアレンジになるので、聞いていると気分が良くなります。
BGMのジャンルは、イメージに近い和風の物が、ほとんどです。
和風なので、落ち着いて農作業に没頭できます。
9.最後に
天穂のサクナヒメのレビューをお伝えしました。
PS4でも発売されているようですが、ほとんどの人が、Nintendoダイレクトで紹介されているのを見たので、Switch版が多く売れているようです。
筆者は購入する予定ではなかったのですが、SNSで農業がリアルガチでリアルということを知って、買ってみました。
いざやってみると、米作りの奥深さを痛感し、毎日当たり前のように食べているお米の大切さを再確認できました。
肥料の配分、水の量の調整、質の良い稲の選定と様々な要素を天穂のサクナヒメでは、体験できます。
実際の米作りとは違うとは思いますが、開発側の勉強量にゲームを通じて驚かされました。