このページでは、ゲーム映像をPCに取り込むのに必要なキャプチャーボード「HD60 S」の評価・レビューです。
「気になっているけどどう」
という人にお伝えします。
キャプチャーボードとは
キャプチャーボードとは、ゲーム機などの映像をPCに出力するデバイスです。
PC側で対応する映像出力のソフトウェアを使用すれば、録画や配信をすることができます。
PCゲームは、Nvidiaなどのグラボがあるなら既存で録画システムがあるため、キャプチャーボードを使用しないことがほとんどです。
PCにコンシューマーゲーム(TVゲーム)を録画したい時はキャプチャーボードが必要です。
メリット
キャプチャーボードを使用するメリットは、長い時間映像を録画できる点です。
今では、ゲーム機器に録画機能がありますが、長い時間を収めることができないし、画質やフレームレートが低い場合が多いです。
キャプチャーボードを使用すると、通常のゲームプレイを同等の画質を長時間収めることができます。
デメリット
PCの知識が必要です。
ソフトのインストールやソフトを使いこなす知識が入ります。
そして、不具合が起こった場合、ネットでの検索で対処するので検索の仕方も必要になってきます。
知識が浅いとキャプチャーボード代を捨ててしまうことになります。
キャプチャーボードを使えなくても、ゲーム画面を収める方法はいくつもあります。
例えば、スマホでの録画もそうです。いわゆる直撮りです。
スマホのカメラ機能を使い、三脚などに固定してゲーム映像を撮ることになります。
キャプチャーボードの映像より見にくくはなりますが、激しい動きでも認識できます。
Elgato製の「HD60 S」について
Elgatoの「HD60 S」は、高性能なゲーム用キャプチャーボードです。
ゲーム映像を最大1080pで出力することができます。
フレームレートも最大60fpsを出してくれます。
提供されているソフトウェアを使えば、録画ボタンを押し忘れた時の神プレイを録画をしてくれます。
パススルー機能を搭載していて、遅延のない映像をゲーム用モニターに映してくれるので、ストレスなくプレイできます。
内容物
- HD60S本体
- HDMIケーブル
- USB3.0ケーブル
- 注意事項書
スペック
映像出力 | 1080p60fps |
パススルー | 可能 |
ハードウェアエンコード | 不可 |
FLASHBACK録画 | 可能 |
接続端子 | HDMI USB3.0 オーディオアナログ |
Flashback録画
Flashback録画は、ゲーム開始時点かFlashback有効にした時点から録画をしてくれます。
メリットは、うまくいったシーンを見返すことが出来る点と撮れなかった神プレイを録画し直すことができます。
見直したい場面にシークバーを動かし録画ボタンを押すと、その位置から現在までを録画ファイルをPC内に残すことができます。
パススルー
HD60Sには、パススルー機能を搭載しています。
録画ソフトでプレイすると明らかに遅延が発生しプレイできません。さらに録画を開始してしまうと、もうゲームプレイどころではありません。
そこで、パススルーとして、HD60SからHDMIケーブルを通してモニターにパススルーすると、遅延なくゲームプレイできます。
使用した感想
Elgatoからダウンロードしたソフトで録画ができるのですが、正直あまりいい感じではないです。
筆者の環境では、HD60Sの推奨環境以上のスペックはあるのですが、映像が飛びます。
ちゃんと録画できていません。
画質などを落としたりFlashback機能を無効にしたりするのですが、それでもいくつか撮っていくと、映像が飛んでしまいます。
パススルーでの録画もしてみましたが、プレイの遅延はないものの、録画ファイルを見返すと映像が飛んでいるのを確認しました。
筆者は、分配器を使用して、分配器からモニターとHD60Sに映像出力をしています。

そして、録画ソフトはOBSを使用しています。
映像の飛びなくゲームプレイを残すことができました。
また、elgatoの録画ソフトは、録画ファイルがtsファイルです。MP4にも出力できますが、両拡張子に書き出すことになるので、HDDの容量を逼迫します。
見る分には問題ないのですが、編集する際はtsファイルも編集ソフトに読めるように設定しましょう。
- 筆者の環境では、録画を見直すと映像が飛んでいた
- 対処として、分配器で映像出力を分けて、OBSという録画ソフトを使用した
最後に
ゲーム用キャプチャーボード「HD60S」のレビューをお伝えしました。
ほとんどのキャプチャーボードで、何かしらの不具合は起こりえます。
その中で、自分の環境に安定した映像キャプチャー方法を模索するのが必要です。
メーカー独自の映像録画ソフトより、まずはOBSやアマレコTVなど調整するのがオススメです。
ご覧いただきありがとうございました。
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